賢く行動力はあるけれど恋愛ごとに疎い主人公ユーリアと、
政治には全く興味なしの領主、ヴァルディール。
ちっとも縮まらないふたりの距離がじれったい！

ふたつの民族の対立、様々の政治的思惑などハラハラ要素いっぱいで
読み応え抜群です!!

（紀伊國屋書店　新宿本店）

変えようと、変わるはずだと願い信じて行動するユーリアの姿は凛とした力強さを感じさせるものでした。
彼女がどんな未来を選んでいくか、たまらなくわくわくしながら読み進めました。
そうして、生きることに希望を持っていなかったヴァルディールが、
見つけた希望たる彼女という存在とあるべき場所の未来。
それらと向き合い始めた彼と、望む未来に進み始めた彼女の先が気になる終りに大満足でした。

最後に個人的つぼな台詞。
「もふっと死ねるなら〜」はもふもふ好きにとっては至言でした。
ありがとうございました。

（星野書店　近鉄パッセ店）